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備前長船刀剣博物館・3日間ありがとうございました

相変わらず長文垂れ流しですまんの。
ただ、私がここにあれこれ書いているのは、ブログでライブレポート書いてた頃みたいに、後から読んで自分でその時を思い出すため、っていうのが一番大きいですな。
たまに文章おもしろいって言ってもらえると、そりゃ嬉しいけどさ。おもしろい文章ってなんですかね。

本日で、3日間の備前おさふね刀剣の里「備前長船刀剣博物館」通いが終わりました。今回は展示だけでなくいろんな職人さんとのお話もできて、ほんとにありがたい3日間となりました。
あと今日はたまたまその場に居合わせた高校生くらいかな?の男の子と色々お話したんだけど、私もまだまだ学んでいかなければ、と思いました。ついでに単眼鏡をダイマしました。
いや美術館博物館すきなひとはほんとに単眼鏡はいいぞ!!(追いダイマ)




では3日間のまとめをぽちぽち書いていきます。
一番最後にアルバムへのリンクも貼りますね。

先日の台風により、出発の前日にバスが欠便になってしまいましてな。仕方ないので2時間の仮眠からそのままほぼ始発の新幹線に乗りました。自由席の乗車率150%って…!ていうか指定席空いてたならそっちに変えてもらえたらよかったのかもしれない…。とにかくヘロヘロで岡山到着。ホテルは超駅近をとったので荷物預けていつもの装備でそれゆけ長船。

今回は長船駅と博物館の間を走る無料のシャトルバスが出る&土日のナイトミュージアムにも対応という、大変にありがたいことに。たしかに駅からは車がなければレンタサイクルやタクシーじゃないと、ちょっと大変。あと、夜間は懐中電灯が要るレベルらしい…。3日間、大変お世話になりました…!

入館で並ぶかな?と思ったら、山鳥毛を最前列・真正面で観たい人はこっち!と既に列が決められていました。何かと話題の養生テープがご案内…。


最初はほとんど並ばず観られた…気がする…なんか色々ありすぎて覚えてないんだ…でもなんだこれは…すげえ…ってなったの(語彙力の死亡)

山鳥毛だけではなく、今回は長船所縁のお刀もたくさん展示されていました。まずはメモを取りながら一階、二階をぐるっと。

またこちらには実際に職人さんがお仕事をされているのを見学できる施設もあるのです。鍛錬や研ぎ、彫金など。日や時間によってはいらっしゃらないけど、博物館だけじゃなく、こちらもあわせればすきなひとは丸一日楽しめます。私は相変わらずごはんに無頓着なので昼ごはん食べるの3日とも忘れたんですけど、長船サービスエリアなんかが徒歩圏内だそうですよ。

今度はお写真を撮りながらまた博物館を一周。
台風の影響か、三連休初日なのに来館者がとても少なく、夕方には山鳥毛の列に10回くらい並びました…。今回見学の時間制限が無かったのですが、単眼鏡で覗く→スマホで撮る→ミラーレス一眼で撮る→スマホに単眼鏡くっつけて撮るということの繰り返し…。ちゃんと並び直したよ…。

あ、私の写真の技術は「なんかわかんないけど数撮ってたらそれっぽい写真が撮れるようになったかもしれない」レベルなので色々お察し下さい。

ナイトミュージアムまでいようかな?と思ったけど、どうにも一人反省会やなという気分で、夕方には宿に戻ることに。そして前回の文章をぽちぽちしてました…。


2日目ー。
深夜覚醒&寝坊だのなんだので出遅れましたが、前日が嘘みたいにたくさんの人が…!この日はナイトミュージアムの人が少なくなる時間を狙って何度か並び直しました。それまでは、ほかの展示をぐるぐる。「サンクスパスポート」大活躍です。

この日は偶然日程が被り、「古式鍛錬」という昔ながらの方法での鍛錬の様子が公開されるとのことで、午後からの回を観に行くことに。



実際に材料となる「玉鋼」を持たせて頂いたり、職人さんの解説を聞きながら、最前列で見学。3人がかりで熱した状態の玉鋼を打つのですが、この時ばしばし火花が飛びます。なかなか迫力ありますよ。最後に「打ってみたい人いますかー?」とのことで、ちょっとだけ打たせていただきました。最初一発目を盛大にスカッて恥ずかしいことになりました。この時持たせて頂いた槌は7キロほどとのこと。

え?打ってるときの写真?ぼっちで来てるから無いよ??

あと、ふいごも触らせていただきました。
ちなみに職人さんはふいごの持ち手をカタカタさせて出した音や、槌の音でコミュニケーションをとっていた、とのこと。口で言うと間に合わないからこうやってたんやで、ということでした。
ちなみに今は槌を持つ二人が居なくても機械を使って一人で打って作刀されているようです。



公開古式鍛錬は月一回、午前午後一回ずつ行われていて、途中で前列の見学者を後列の見学者と交代させてくださったり、カメラを設置して外のテレビ画面でも見られたりととても親切…!
工房でなくて、神社などでも奉納鍛錬が行われることもあるので、機会があったら観てみてほしいなあ、と思いました。なお下手すると飛んできた火花によりスマホやカメラ、服などにダメージを食らうのでそこは自己責任。

この日は夜のシャトルバスを待っている間に星座表アプリで空を見ながら遊んでたんですが(33歳児)流れ星がふたつ見えました。


最終日3日目。
ついでにこの日が「山鳥毛」展示も最後!ということでできるだけ早く出発。京都に戻ることを考えたら一周が限度かな、と思ったんですが、はい、その通りでした…開館前に並んでたら二周目行けたかな…でも、最後にもう一度観られてよかった。どうかこれが見納めになりませんように。そんな気持ちでいっぱいです。

「山鳥毛」は、その名前を知ることがなければ、きっと私はまだメソメソしながら仕事をしていたと思っています。私の中のトリガーのひとつになった刀なんです。だから、どんどんすきになるし、多分、何度見ても見飽きない。

最後は、工房をぐるぐると。というか、山鳥毛以外の見学も並ばなければならなくなってしまったため、行き場をなくしまして(白眼)ほかの一文字さんたち観たかった…。
あ、あとこの時はおや?と思った疑問があったので、以前お会いした「日本号倣い」を手がけた彫金師の方に質問しに行ったり。


福岡4日、長船3日。
繰り返して何度も見ることで、見えるものが変わってくる。疑問も増える。ああ、学ぶってこういうことなんだ、と今更知ったような気持ちです。
それと今回の遠征で、改めて「大切にされてきた刀に悪いものなどない」と言えるのかな、と思いました。技術的には「失敗」とされた刃紋にも名前をつけているのは、そういうことかな、と。
これから「大切にされてきたなにか」を見る時は、「これのいいところって何なのかなー」って考えながら観たいです。

最後にお写真何枚かと、アルバムはこちら→「山鳥毛まとめました」



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